読書記録

すきな本の紹介、感想を書きます。恋愛、友情、家族など人間模様を描いた小説がすきです。

私が好きな人?私を好きな人?

勝手にふるえてろ (文春文庫)

勝手にふるえてろ (文春文庫)

まず最初の独白がおもしろい。手に入れたいもののために頑張れるのはすごいけど、今自分の持ってるものを大切にして、満足することも大事だよね。足らざるを知れ。求めすぎるな、他人にも自分にも。この考え方が、結末の伏線になってるのかも。


12ページ目で「私には彼氏が二人いて」って始まるからどんなリア充の話かと思ったけど、ただ妄想癖が強いオタクちゃんのお話だった!思い込みが激しくて、ほとんど喋ったこともない好きな人を自分の中で理想化して運命の人だと決めつけて。でもそんな自分を客観視できてるからそこまでヤバイ子ではないし、ちょっと共感しちゃうところもある(笑)

自分から自慢話をしたくせに褒めてあげると謙遜する人、相談してもないのにダメ出ししてアドバイスしてくる人、望み通りの相槌を返してあげたのに即座に打ち消してくる人、自分の話ばっかりする人、私も嫌いです(笑)

でも現実の男の人って、だいたいこんな感じなのかも?そんなことない?私も本とかマンガの世界に浸りすぎて、現実に順応できてない気がする…

自分の愛ではなく他人の愛を信じるのは、自分への裏切りではなく、挑戦だ。ヨシカは答えを出したけど、体臭が嫌いな人を好きになれるのかな?自分は好きじゃなくても、好きになってくれた人を選ぶのが幸せなのかな?まあいつまでも妄想だけじゃ生きていけないけどね。その後の二人がどうなるのか気になります。解説に書かれてたような展開になっちゃうのかもね。

松岡茉優さんの映画も観てみたい!

君に届け

やっと完結された!こんなに長くなるとは思わず買っちゃってて、結局30巻全部集めたよ…!21巻からの水彩みたいな背景がかわいい🌸


登場人物がみんな純粋でまっすぐで、こんな子ばっかりの世の中だったら平和なのになあって思います。でも全部が純粋より、ちょっと態度は捻くれてるけど中身は純粋なキャラのほうが、共感できてすきです☺️くるみちゃんとあやねちゃんがすき💕

男の子は龍かなあ…普段喋らないけど、ここぞというときの言動がなんだかんだ一番男らしくてよい💪風早は最初はかっこよかったけど、どんどんヘタレがでてきてがっかりしたりしました(笑)ケントのキャラも結構すき(笑)ピンも最後のほうかっこいいし✨

最終巻は風早爽子回で、幸せすぎて逆に冷静に読んじゃった😝でも風早引越し前日、この二人がここまでいくとは思わなかった!大人の少女漫画とか小説より、学生の少女漫画のほうがあっさり展開進むよね💦こんな高校生いるんだろうか…まあ漫画だけども…

あやねちゃんの恋愛がどうなるのかずっと楽しみだったから、29巻がすごくよかったです😭💕先生と生徒の恋愛ものはいっぱいあるけど、これが正解だと思う!ピンは本当にいい先生だな✨

でもこのままじゃちょっと悲しいし悔しいから、その後のお話が読みたい!5年後とかには絶対叶ってると思う💕

アンナチュラル

最終回、終わっちゃった😢間違いなく、今期一番ハマったドラマでした!

最初は法医学、解剖、難しそうだし重そうだしグロそうだし、見れるかなあと思ってたけど💦1話目で法医学は未来のための学問って、わかりやすく描かれてて身近に感じたし。話はしっかりしてるけど、全体の雰囲気は明るくて見やすくて、テンポもよくて完全にハマった😊

石原さとみも他の役者さんたちもみんないいし、やっぱり脚本がよかったな✨主題歌もよくて、回が進むごとに歌詞がお話にリンクしてるのがわかって、この歌でまた涙腺刺激されました😭

最終回はずっと追いかけてた事件が解決したけど、終わったーって感じじゃなくて、またすぐ次の解剖をする日常があって…結構あっさりだなとは思ったけど、事件は次々起こるし、毎日を生きてかないといけないし、絶望してる暇はないんだね🤔そういうものかもしれない。

本当の鑑定書を自ら持ってって突きつけた所長、かっこよかったな✨正しく覚悟決めてくれる人がリーダーだから、みんなついてくんだよね!

中堂さんはユキコさんのお父さんに「あなたは生きてほしい」って言われたし、事件の解決とともに、その言葉で解放されたのかなと思う☺️なんかミコトとダブル主演みたいだったな。幸せになってほしい🍀

坂本さんも戻ってきたし!中堂さん、スナフキン?(笑)六郎も、帰ってこれてよかった😊東海林さんの恋のお相手も、見つかってほしかったな💓

1話完結だけど、伏線があったりいろいろ繋がってた部分もあって、また見直したくなりました✨いつも主題歌が流れると切なくなったけど、最終回のLemonは、なんか明るい希望の歌に聞こえて不思議だった🍋

最終回あっというまだったな😢不条理な死に負けずに戦うUDI、まだまだ見たい!石原さとみも、またねって言ってたし…続編、あるよね??期待してます💕

歓喜の国

レインツリーの国 (新潮文庫)

レインツリーの国 (新潮文庫)

痛みにも悩みにも貴賤はない。周りにどれだけ陳腐に見えようと、苦しむ本人にはそれが世界で一番重大な悩みだ。救急車で病院に担ぎ込まれるような重病人が近くにいても、自分が指を切ったことが一番痛くて辛い、それが人間だ。


『図書館内乱』で、小牧教官が毬絵ちゃんにおすすめした本。お気に入りで、何度も読み返してます。本がきっかけの出会いっていいな。自分と似てるけど、ちょっと違う感じ方。そんな人がいたら、いろいろ話してみたくなるね。

他の人の本の感想とか見てても、読んでる本自体全然違ったり、同じ本でも全然違う感想だったり、心に残る言葉も人によって様々で、おもしろいなって思います。きゅんきゅんがいっぱいだったけど、心に刺さる言葉もたくさんありました。

他人から見たらたいしたことないようなことでも、自分が辛いと思ったことは、思いっきり辛さに浸っちゃっていいんだなって。でも自分だけじゃなくて、他人の痛みも理解できる人でいたいね。

たいしたことないように見えても、本人は本気で悩んでるかもしれない。他人からのたいしたことじゃないよって言葉で、逆に救われることもあるんだけどね。

伸が優しすぎて、ひとみ甘えすぎ!ってイライラしちゃった部分もあった…それだけ辛い目に遭ってるんだろうけど、辛いことまったく経験してない人なんていないからね。

自分の痛みと同じくらい相手の痛みにも寄り添って気遣って、大事な人を傷つけないようにしたいな。辛さの比べっこしてもしょうがないしね。

二人がこの先ずっとうまくいくかはわからないけど、今の気持ちを大切にして、いけるところまで二人でいけたらいいよね。ひとみが前よりちょっと明るく、かわいくなれたのは伸のおかげだから、もうちょっと強くなって素直になって。できるだけ長く幸せな二人でいられますように。

憧れの女性像

肩ごしの恋人 (集英社文庫)

肩ごしの恋人 (集英社文庫)

好きなことをして、好きなものに囲まれて、好きな人と一緒に生きる、それより大切なことなど他に何があるだろう。


失恋ショコラティエ』が私のバイブル!って言ってたけど、小説ならこれかも。共感しちゃう言葉がたくさん!るり子みたいな女の人好きです。高級なものだけ食べるのがわがままなんじゃなくて、たとえば安い牛丼でも、そのときに食べたいものを食べるってことが贅沢なんだ、っていうのもよかった。

いつだって、自分が幸せになるための努力を惜しまない。

女にとって、綺麗で、男に大切にされて、おいしいものを食べて、好きな洋服やブランド製品で身を飾るに勝るどんな幸福があるというのだろう。

ワガママを通す方が、我慢するよりずっと難しい。

「抱かれたいんじゃないと思うな。きっと、抱きしめられたいんだ」

食べる行為は官能とつながっていると思う。

恋はしたいと思うが、我を忘れるような状態になりたくなかった。実際、なったこともなかった。

周りから優しく、大切に扱われるだけの過去なんてあるはずがない。完璧な親なんかいない。結局は責任のなすりあいだ。

「ねえ、不幸になることを考えるのは現実で、幸せになることを考えるのは幻想なの?」

るり子は、美しく、頭の回転も良く、自分の幸せのために一生懸命。私かわいいでしょ?って言えちゃう女の子、好きです。純粋なふりして中身はどろどろしてる子より、ずっと潔くて。わがままでも、幸せそうな女の子を見てると周りも幸せになれるよね。

萌もすき!萌はクールで理性的で、2人は正反対みたいにも見えるけど、萌もちゃんと自分を持ってるし、意外と欲望に忠実で、さっぱりした性格で、根っこの部分は似てるんだと思う。2人とも、かっこいいなって思います。

女王様気質で何でも思い通りになってきたるり子も、最後は現実を突きつけられたところもあって、それもよかった。でもどんな状況でも、好きな服を着て好きな自分で、幸せになることしか考えられない、そういうところはブレないるり子のままで、それもよかった。

最後は結局女同士の親友が、一番気楽で信頼できるなとも思いました。こういう家族のかたちも、これからどんどん増えてくるんじゃないかな?

盲目的な恋と友情

盲目的な恋と友情 (新潮文庫)

盲目的な恋と友情 (新潮文庫)

単行本が出たとき図書館で借りて読んで、衝撃で。最近文庫本が出て、買うつもりはなかったんだけど…やっぱり気になって買っちゃった。表紙も素敵だし。タイトル通り、まさに盲目的な恋と友情のお話。


蘭花は茂実に盲目的な恋状態で、女友達の人間関係にはあんまり興味ないというか、疎い感じ。世間知らずっていうか。自分がめっちゃ美人なことにも気づいてないのか、周りにどう思われるかみたいなことを考えてない感じ。でも美人だし賢いし、性格も素直だからみんなに好かれてる。

留利絵は逆に、外見のコンプレックスが強くて、周りから自分がどう見られてるかをいつもすごく気にしてて、自意識や自己愛も強くて…なんていうんだろ、こういう子いるよね。その子の言動には、周りがぽかんとしたあと「え?ああ…そうだね」って言うしかないような、ちょっと引いちゃうような、そんな子。そういう場面がいっぱい出てきて、リアルだなって思った。この感じ、女の子にしかわからないのかもしれないけど…

留利絵の蘭花に対する思いは、友情なのかな?盲目的な友情ってこういう感じ?蘭花は周りに何を言われても茂実のことしか見えてなくて、茂実の悪いところもいいように見えちゃってたけど、留利絵は自分のことしか見えてない気がした。蘭花に夢中なんじゃなくて、『蘭花みたいなかわいい子と一緒にいる私』にいつも意識が向いてる。

ほとんど同じ話を語ってるのに、蘭花と留利絵では物事の捉え方や感じ方、同じ人物に対する印象もまったく違って。留利絵の気持ちは、理解できないことが多かった。何でそんな捉え方しちゃうの?何でこんな発想になるの?って。あと顔にコンプレックスがあるのに、化粧とか服装に気を使わない子の気持ちがわからない!蘭花にも共感はできないけどね。こんなに誰かに執着したことないな。

主な登場人物の中では、美波が一番常識人だったな。留利絵にはなぜかすごく嫌われてたけど、羨ましい気持ちの裏返しなんだろうな。男女構わず人間関係うまくやれて、友だち多くて、何より蘭花に信頼されてて。なぜか、美波が私を意識してる、って思ってたけど、勝手にライバル視してるのは留利絵のほうで。

留利絵は蘭花の唯一の親友になりたくて、でも蘭花は留利絵のことを、たくさんいる友だちの1人としか認識してなくて。それはちょっと悲しかったな。でも親友って、1人じゃなくてもいいもんね。美波と3人で仲良くできれば、留利絵ももっと楽しくやれたと思うんだけどな。

ラストは途中で思ってたのとは違って、蘭花の気持ちがよくわからなかった。もうどうでもいいやーって感じ?それとも、留利絵に恩義を感じてたのかな?

でも留利絵は最後まで留利絵だった。友だちの結婚式を自分の晴れ舞台みたいに思うのって、どういう発想なんだろ…でも留利絵が目指してきたのは『蘭花の親友』だからね。自分が結婚することは、考えないのかな。

ちょっといらいらもやもやして、ちょっと悲しくなるお話でした。ハッピーエンドではないね。でもいろいろ考えながら、夢中で読みました。次は幸せなお話が読みたいな。

好きなことを仕事にする!

小説が好きだけど、最近こういう本も読みます。好きなことを仕事にするっていいね。好きなことが仕事になったら、好きなことをずっとやってられる。しかも、好きなことをするためのお金を、経費として落とせる。

でも逆にいうと、ずっとやってても飽きないことを見つけないといけないね。それくらい好きなことって何だろうって思うけど、今まで一番時間とかお金をかけてきたことが、一番好きなことなんだって。仕事じゃなくても、限りある自分の時間を使ってでも、お金を払ってでも、やりたいこと、やっちゃうこと。

私の好きなもの。スイーツ、かわいいものや人、おしゃれ、テレビ、友だちとの時間…たくさんあるけど、やっぱり一番時間を使ってるのは、本かも!本を読むことは、小さい頃からずっと好きだし、おもしろい本は何時間読んでても飽きないよね。好きなことはひとつじゃなくても、掛け合わせてもいいんだって。掛け合わせることで、オリジナルになるし。

でも、好きなことを仕事にしたい!と思っても、何者でもない自分が、急にできるわけじゃないよね。今の仕事を急に辞めたりするんじゃなく、好きなことを発信することを、仕事と並行して少しずつ地道に続けていく。それが誰かに見つけてもらえて、仕事に繋がるかも。見つけてもらえるかはわからないけど、見つけてもらえるまで、続けられるかが分かれ目なんだよね。そして見つけてもらうには、当たり前だけど自分の中だけでじゃなくて、人目につくところに発信するのが大事!

初めからお金をもらいたいと思ってやってもだめ。好きで続けていることが、誰かに求められて初めて、結果としてお金をもらえることになるから。お金をもらえなくても、やりたいからやるってスタンスでやれることじゃないと。相手が納得しないクオリティで、お金を請求するのは難しい。だからこそ、お金をもらうんじゃなくて逆に払ってでもやりたいことを、今の仕事をしながら発信し続ける、って方法になるんだね。

他に共感したことは、迷ったときは、理想の自分ならどうするかを考えて行動すること、仕事にモチベーションなどないってこと、今いる世界がすべてじゃない、いつでも他の場所に行けるって気持ちを持っておくこと。

あと、おしゃれすることで、自分のテンションも周りの気持ちも高められるってこと。かわいい服着ると気持ちがるんるんになる。周りのおしゃれな人の服チェックするのも好きで、あの人今日の服かわいい!って嬉しくなる。みんなそうなのかな?私も服装こだわりあるほうだから、周りの人にも楽しんでもらえてるといいな〜

方法論はなるほどね〜そうだよね〜って思うことだらけでよかったんだけど、文章がちょっとケンカ腰というか…炎上に対する反論とか、こういう人がいるけどこうしなきゃだめだよとか、言葉が強くてちょっと、おなかにぐさぐさ刺さってくる部分もあった…でもこういうきっぱりした言い方が好きな人もいるんだろうな。

特に人見知りは甘えだってことは、最近いろんな人が言ってるね。私も人見知りだけど、無理に克服しなくてもいいんじゃないかなと思ってます。時間をかけて仲良くなるのが私のやり方だから。それを許せない人とは仲良くなれないけど、気にしない人とは仲良くなれるし。人見知りが自分の短所で、そのせいで周りに嫌な思いさせることもあるってこともわかってるけど。

私が嫌なのは、時間にルーズな人。その性格がいいほうに転んだら、大らかっていう長所になったりもするんだけど、やっぱり毎回遅刻する人は、それこそ甘えてるんじゃない?って思っちゃうし、どこか信用できないなって思っちゃう。でもどうしても朝起きれないって人もいるし、他人が遅刻するのとか全然気にしないって人もいるよね。

どうしても苦手なこと、どうしても許せないことって人それぞれだから、合う人とだけ仲良くなれればいいんじゃないかなあ…でもそれが短所って自覚があることと、周りに迷惑かけてるって認識は、あったほうがいいと思うけどね。自覚することで直せる人もいるし、直せないと思っててもちょっとしたきっかけで克服できちゃうこともあるよね。

私は前読んだ、起業家の宮本佳実さんの文章のほうが好きでした。こういう本は著者さんのいろんなエピソードとか考え方を交えて書かれてるけど、要点をまとめると書いてある内容は同じようなことだから、自分が好きな人、なりたい人の本を読めばいいのかな。そっちのほうが言葉も入ってきやすいよね。宮本さんはゆるふわだけど芯がしっかりしてる感じが、私の好きでなりたいイメージにぴったりでよかったです!前買って読んで、要点メモして売っちゃったけど、また買っちゃうかも?

話があっちこっちいっちゃったけど、結論!とにかく、今の仕事をそれなりに頑張って、職場を居心地いいものに変えていくと同時に、もし仕事に繋がったらラッキーだなってくらいの軽い気持ちで、好きなことを発信することも続けていきたいなって思ってます。自分の考え方とか好きなものを発信することで、お金もらえるようになったら最高だな〜